創業以来、私たちエヌビー社は、手紙やポチ袋など、相手を思う気持ちを包む「紙」と70年向き合ってきました。
祝儀袋でおなじみの“水引”は、和紙をこより状にして糊をひき、乾かして固めて、一本一本丁寧に作られています。
紅白で染め分ける他、現代では金銀の薄紙や極細の繊維を巻きつけることで多彩な表情を見せます。
モダンにアレンジした水引アクセサリーは、和装はもちろん洋装のアクセントにもなり、軽くて使いやすいのも魅力的。外国の方へのプレゼントにもおすすめです。
紙で織りなす日本の伝統文化を皆さんの日常へお届けします。
ご祝儀袋に使われる水引飾りのデザインを10年以上手掛けてきました。
水引のデザインは手書きでラフスケッチを描いて、それを再現しながら1つ1つ手で試作していきます。色や結び方が気に入らないと、一から作り直しで地道な作業ですが、水引を結ぶのは大好きなので、時間を忘れて没頭してしまいます。
水引が使われるのは、結婚式のお祝いやお正月など、特別な日という印象が強いと思います。KOKOROMUSUBUでは、日常に使えるカジュアルなものから、特別な日の華やかなデザインまで、幅広く使っていただきやすいデザインを心かげました。
私自身もアクセサリーという新しい分野でのチャレンジでしたが、一人でも多くの方に日本の伝統文化の一つである水引をもっと身近に感じていただけると嬉しいです。
横浜市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、エヌビー社入社。
過去にヒット商品を数々デザインし、現在は商品部の統括に従事。
和柄の作風は定評があり、気品の中に遊び心があるのが特徴。開発する寿金封は伝統のみならずファッション感度もあり幅広い層から支持。
〈商品開発実績〉
伝えるきもちシリーズ／優あかりシリーズ／ゆるらかシリーズ
